31 | 10月 | 2010 | ECナビBlog

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　　　　　　　　いのサンデー～熊とコタツと温泉との巻～
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こんにちは、いのです。
十年来の友人の誕生日を祝うために、群馬の四万温泉に行ってきました！一昨年の年末にはじめて訪れたのですが、そのときの静かでのんびりとした風情が忘れられず、今回めでたく２度目の訪問です。とはいえ、女３人寄ればなんとやら、とことわざにもあるように、同い年３人が集まって旅をするとなれば道中も滞在中もにぎやかなもの。お祝いのために奮発してちょっといいお宿を予約したのですが、その甲斐あって通されたお部屋は広々として居心地がいいだけでなく、なんとコタツ付きだったんです！

荷解きもそこそこに、さっそくコタツに足を突っ込んでお茶やお茶菓子をいただいていると、気分はまるで正月に実家に帰省している孫たちの気分。せっかく温泉宿に来ているにも関わらず、だらしない格好でバラエティ番組を延々見てしまうところでした・・・。一度入ったが最後、なかなか抜け出せなくなるコタツの魔力にどうにか抗って、温泉街を探索したり、スマートボールに興じたり、焼きまんじゅうを食べたり、迷路のような館内を探検したり、と満喫しているとあっという間に夕飯の時間。夕飯もお部屋でいただけるプランだったので、コタツでぬくぬくと温まりながらおいしいお料理に舌鼓を打たせていただきました♪コタツがあると自然と一ヶ所に集まって、顔を付き合わせて話ができるのがいいですよね。気付けばテレビを見ることも忘れ、いつも以上に会話に花が咲いた夜でした。
こんな風にのんびりと羽を伸ばすことができた温泉旅行だったんですが、滞在中気になって仕方なかったことがひとつ。それは熊（クマ）！普段は動物園でしかお目にかかれないあの熊です。宿のお部屋に通され、館内案内図やらルームサービスのメニューをチェックしていると、それらと一緒に置かれている注意書きに気が付きました。そこには凶悪な熊のイラストと共に、「熊出没注意」と書かれているではありませんか！近辺で熊の出没が多発しているため気を付けてください、と書かれたその後には熊に遭遇したときの具体的な対処法まで記されていたんですが「死んだふりをしても助からない」「最後の手段が“死んだふり”と覚えるべし」など、なかなか衝撃的な内容の連続だったため、思わず全員無言で読みふけってしまいました。駄目なんですね、死んだふり・・・。さらに、注意して見ていると、宿の玄関や温泉街の看板にも熊に対して注意を促す貼り紙がちらほら。そして散策中に聞こえた「ダーーーーン！」という猟銃のものらしき音・・・。なんでも今年の猛暑の影響で熊の食べるものが不足し、エサを求めて人里に出没する回数が増えているんだとか。泊まった翌日は滝を見るため、温泉街沿いに流れている川の上流目指して歩いたんですが、途中に熊よけの鐘が設置されているのも発見しました。幸い熊には遭遇せず、無事誕生日を祝って戻ってきましたが、温泉よりもコタツと熊の思い出で埋め尽くされた旅になりました。