いのサンデー 最終回~ 人生はワン・ツー・パンチ の巻~

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こんにちは、いの です。

2008年10月5日にスタートした「いのサンデー」。今週で最終回となります。
気付けば7年半を超える長期連載でした!

さて、問題です。
これまでの「いのサンデー」を合計すると、全何回になるでしょう?

答えはなんと365回!そしてこの最終回が366回目!
この事実が判明した瞬間、脳内では水前寺清子さんが歌うあの名曲、
「三百六十五歩のマーチ」が高らかに鳴り響いていました。
1年間の日数と同じだけ書いていたのかと思うと感慨深いものがありますね。

これだけの長い間、風邪の日も胃腸炎の日もインフルエンザの日も休まずに
続けてこれたのは、『作者急病につき休載』というあこがれの手段を選ばせて
くれなかった同僚と、読んでくださった皆さまのおかげです。
ベッドの上でノートパソコンを抱え、うなされながら原稿を書いていた当時は
ひどく恨んだものですが、今となっては皆勤賞で駆け抜けることができて
本当に良かったと感謝しております。
毎週毎週好き勝手書き散らしていたコラムに対して、終了を惜しむコメントも
お寄せいただいてありがたい限り!

連載は終了しますが、私はこれまで通り都内や国内、さらには海外のあちこちで
いろんな人に会ったり、いろんなことをする日々を過ごしていくと思います。

ちなみに、この最終回が掲載される日曜日は、急遽同僚の代打でコーヒーの
抽出方法を学ぶセミナーに行くことになったので、コーヒーをたらふく飲んでいる
予定です。

ついでに、今年初めて桃を食べている時に

「『初物を食べるときは西を向いて笑うと寿命が延びる』って言うよね~」

と言いながら西を向いていたら、その場にいた私以外の全員から

「そんなの初めて聞いた」
「やったことない」

と言われてしまったので、同じ習慣のある同志を捜したいです。
(関東の人は西、関西の人は東を向いて笑うなど、いろんな説があるそうです)
何にせよ、これからも元気にごはんを食べて笑いながら生きていこうと思います。

さて、最後になりましたが最終回を記念して同僚のムラコさんが描いてくれた
私の似顔絵がこちら。

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こんなやつをいつかどこかで見かけたら、ぜひ話しかけてやってください。
一緒に美味しいごはんでも食べましょう。
それでは皆さま、来週も来月もそのまた先もどうぞお元気で!
皆さまの毎日が健やかで楽しいものであるよう、同じ空の下でお祈りしております。

これまで「いのサンデー」をご愛読くださいましてありがとうございました!

 

いのサンデー ~ 「いっしょに世界を救わないか?」 の巻~

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こんにちは、いの です。

人間、生きているといろんな誘いを受けます。
「今晩飲みに行かない?」「夏休み、いっしょに旅行どう?」なんていう
よくある誘いから、「いっしょに世界を救わないか?」というとんでもない
ものまで。

この、えらく規模の大きな誘いの言葉を投げかけてきたのは、高校時代の
同級生でした。
金曜日の夜、餃子を食べながら言われた言葉に私は思わず箸を止めます。

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「え?世界?」
「協力して感染症で世界が滅亡するのを防ごう」
「何の話?」
「最近ボードゲームにハマってるんだよね」

世界規模の話が一気にテーブルの上でおさまるサイズの話に縮小しました。

「面白いんだよ!でも面白さを説明しても誰もいっしょにやってくれないの!」

聞けば、職場や他の友人たちにせっせと布教しているものの、いまいち同志が
増えないんだとか。
それから友人は、私たち高校の同級生メンバーにボードゲームの面白さを切々と
訴え、餃子、大根餅、マーボー豆腐、鮭とレタスの炒飯を食べ終わるころには
すっかり我々を洗脳することに成功したのでした。

「よし、じゃあ今度どっか区の会議室借りよう」
「お菓子を持ち寄ってやろう」
「みんなで世界を救おう」
「君たちならやってくれると信じてた!!」

高校、大学を卒業し、それぞれ就職し、なかには結婚したメンバーもいますが
なぜか集まると、あっという間に出会った頃のノリに戻ってしまいます。
友人がやりたがっているのはプレイヤー間で勝敗を競うのではなく、全員が
協力してゲームクリアを目指すというものなので、まさに我々のために
あるようなゲームだと、仲良くデザートのかき氷を食べながら思ったのでした。
なかなか難易度が高いゲームのようですが、力を合わせて世界を救いたいと
思います。

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さて、長年続いてきたこの「いのサンデー」ですが、来週で最終回となります。

それでは、また来週。

いのサンデー ~ 「私と○○○、どっちが大事なの?」 の巻~

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こんにちは、いの です。

久々に実家に帰ろうと思い、父に連絡をしてみました。

「○日に帰ろうと思うんですが、ご都合はいかがですか」

返ってきた答えに私はそっと涙しました。

「いいけどその翌日は朝からゴルフに行く予定が」
「えっ」
「なので朝7時には家を出るけどそれでも良ければどうぞ」

思わず「たまに帰ってくる娘とゴルフ、どっちが大事なの?」と言いそうに
なりましたが、そこは私もいい大人なのでぐっと堪えます。
そして結局、その週末しか都合がつかなかったので短い滞在ではありますが
初夏の実家を満喫することにしました。

実家の庭では父が気ままに野菜や花を植えているのですが、この時期
美味しそうに育っていたのがコチラ。

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ちゃっかりお土産にもらってきたので、焼きナスにしていただきました。
さらにはこんなものも。

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前回帰省した際はきれいな花を咲かせていた梅が、大きくまるまるとした実を
つけているじゃありませんか。

「梅酒にすると旨いぞ」
「飲みたい!」
「親戚とか近所の人に全部配っちゃった」
「えっ」

再び「娘とどっちが・・・」と言いそうになりましたが、親戚付き合いもご近所
付き合いも大事なのは重々承知しております。
しかし飲みたかったなあ、自家製梅酒・・・。
今度、梅をもらって自分で漬けてみようと思います。

こんな風に畑の説明を受けながら、父といっしょに草むしりをしたり、樹に
ついた毛虫の卵を駆除したり、と短いながらとても充実した帰省となりました。

他にも道の駅で地元の名産の鮎の塩焼きをいただいたんですが、これまた絶品!

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特に目立った観光地もなく、友人たちに地名を言っても「どこそれ?」と
言われるばかりの実家ですが、これからも時間を作ってせっせと帰省し、
四季折々の畑や庭を満喫したいなあと思っております。
ちなみに、今度父からゴルフを教わる予定です。

それでは、また来週。

いのサンデー ~ 「丸焼き」を楽しむ の巻~

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こんにちは、いの です。

先日、私は朝も早くから車に揺られて、とある場所に向かっていました。
到着した先で待っていたのは、豚肉、鶏肉、ソーセージ、エビにホタテにイカ
などなど・・・
さて、私は何をしに行ったのでしょうか?

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答えはバーベキュー!
最近では手ぶらで楽しめる気軽なバーベキュー場も増えていますよね。
この日も食材は持参だったんですが、グリル等の設備はあらかじめ整っており
ほとんどのセッティングはスタッフの方がやってくださったので、主な作業は
ひたすら食材を焼くだけ!
さらに、食べる係の私はトングの代わりにお箸とお皿を構えて、美味しく
焼き上がるのをひたすら待つだけ!

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各グループの調理状況を順番に覗きこみ、一番手際のいい人がいる所に
ちゃっかりお邪魔するという巧みな処世術を発揮していました。
お天気はちょっと曇り気味でしたが、野外で風に吹かれながら食べる
ごはんのおいしさは格別です!

ところで、『バーベキュー』ってそもそもどういう意味かごぞんじですか?
もともと西インド諸島の先住民にとって『丸焼き用の木枠』を表す言葉が
『丸焼き』を意味するスペイン語に変わり、それが英語圏で『バーベキュー』
となったそうです。

その語源を知っていたかどうかは定かじゃないですが、この日のバーベキュー
では「野菜は丸焼きがうまい!」と言われ、パプリカやピーマンがグリルの
上にごろごろ転がっていました。
実は種に栄養価がびっしり詰まっているので、丸焼きにして丸ごとがぶっと
食べちゃうのが一番オススメなんだそうです。
ちょっと(だいぶ?)焦げてはいましたが、食べてみると確かに!
むしゃむしゃ豪快に食らいつきながら、『丸焼き』スタイルも悪くないなあ
と気付くことができた、ステキなバーベキューでした。

みなさんも機会がありましたらぜひ、思いきり丸焼きに挑戦してみて
くださいね。

それでは、また来週。

いのサンデー ~ その名はみろくや の巻~

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こんにちは、いの です。

ある日、デパ地下を歩いていたときのことです。
隣にいた友人があ、と声をあげました。

「みろくやだ!」

はて?と私は首を傾げてしまいましたが、この名前に聞き覚えのある方は
もしかしたら友人と同じ故郷かもしれません。
この『みろくや』というのは、長崎名物であるちゃんぽんや皿うどんのお店
として地元では有名なんだそうです。

「家でちゃんぽんや皿うどんを作る時は、みろくやを使うの!」

そう力説し、売り場のおじさんと意気投合してひとしきり盛り上がった友人に
勧められ、私が思わず購入してしまったのがこちら。

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「これさえあればご家庭でも簡単にできます」
「ふだんほとんど料理しない私でも?」
「で、できるはず・・・」

私の不安そうな様子を憐れに思ったのか、友人はわざわざ自分のお母さんに
作り方のコツを聞いて教えてくれました。しかもそのお母さんが

「今度うちに食べにいらっしゃい!作ってあげるわよ!」

と言ってくださったらしく、常日ごろ家庭の味に餓えている身としては
材料一式を背負ってそのまま友人宅に押しかけそうになってしまいました。
とはいえ、何事も経験です。
アドバイスとみろくやさんの力を信じて、チャレンジしてみました皿うどん。

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基本の具材はキャベツ、玉ねぎ、もやし、豚肉。
お好みでエビやホタテなどの魚介類を加えたり、きくらげを入れたり、と
アレンジもおすすめされましたが、最初は基本に忠実にいってみよう、
というわけで出来あがったのがこちら。

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見た目はなかなかいい感じなんですが、ひと口食べると微妙に味が薄い。
キャベツを多めに入れてしまったため、水っぽくなってしまったのが敗因
でした。無念・・・。
数日後、この反省を踏まえて作った第二弾はみごとに美味しくできました!

ところで、この皿うどんやちゃんぽんに入っている緑やピンクのもの、
なんだと思いますか?
今まで深く考えずに食べていましたが、これ、長崎では『はんぺん』と
呼ばれています。
はんぺんと聞くと真っ先に思い浮かぶのは、おでんに入っている白くて
ふわふわした食べ物なんですが、長崎ではんぺんといえばこのカラフルな
ものなのです。
長崎では、いわゆるかまぼこのことを『かんぼこ』と呼び、その種類が
とっても豊富!
おせちなどに入っている紅白のものは『板付かんぼこ』、魚をすり身に
して揚げたものは『揚げかんぼこ』、そして皿うどんやちゃんぽんに
欠かせないカラフルなものは『はんぺん』という名のかんぼこなのです。
関東人からすると「はんぺんでかまぼこ?」とちょっとこんがらがって
しまいますが、このはんぺんがあると見た目も鮮やかで一気に
皿うどん&ちゃんぽん感が高まるので、今後も自宅で作る際はできる
かぎりこのはんぺんを入れていこうと思いました。

まずは友人宅で本場&家庭の味を堪能させてもらうのが今の野望です。

それでは、また来週。

いのサンデー ~ カメと落語 の巻~

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こんにちは、いの です。

先週末、三社祭でにぎわう浅草の人波をかきわけ、私はとある場所に向かって
いました。やっとの思いで目的地に辿り着くと、

「いま満員なのでお立ち見になります!」

お祭り同様、熱気に包まれていたその場所とは、こちら、浅草演芸ホール!

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東京都内に四軒ある常設の寄席の一つで、落語をはじめ、漫才や漫談、コントに
手品など芸人さんたちのさまざまな芸をすぐそばで見ることができるんです。
観光ついでに立ち寄る方も多いからか、この浅草演芸ホールはいつでも
大にぎわい。私が訪れた日も次から次へと人が訪れ、大入り満員でした!

なぜこの日、私が寄席に足を運んでいたかというと、知り合いの落語家さんの
真打昇進披露興行が行われていたからです。
真打(しんうち)とは、寄席で一番最後に出演することができる人のこと。
落語家として最高の資格と言われています。
そんなおめでたい場とあらば、ぜひとも駆けつけて晴れ舞台をこの目でしかと
見届けねば!と思った次第。

さきほど、『知り合い』と書かせていただきましたが、正確に言うと、私の
友人の友人、となります。
この出会いがなかなか面白く、私の友人が数年前に休暇でとある南の島を
訪れた際、その島でひとりのウミガメ研究者と出会いました。
実はこの研究者こそが、今回真打に昇進した落語家さんだったのです!
思わぬ所で思わぬ人とのつながりができるものですね。
そんなご縁があって、友人に招待されていっしょに寄席に行ったり、出演後に
ごはんを食べたり、という機会があり、このたびの真打昇進においても
友人たちと連れ立って足を運ばせていただいたんです。
お祝いムードに満たされた寄席の雰囲気はとてもあたたかく、また
エネルギッシュで、聞いているこちら側もすごく元気をもらえました。

最近はドラマやアニメの題材として取り上げられることも多い落語。
私の周囲にも以前に比べると「落語聞いてみたい」「寄席に行ったことある」
という人が増えてきた気がします。
敷居の高さを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、昔からずっと庶民に
愛されてきた身近な存在です。
話の面白さ、日本語の美しさ、笑いによるストレス発散、意外なほどお手頃な
価格、などなど魅力を挙げればキリがありません。
まだ落語や寄席が未体験という方は、ぜひ一度この奥深い世界を覗いてみて
くださいね。

それでは、また来週。

いのサンデー ~ イノシシ出没注意 の巻~

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こんにちは、いの です。

あっという間に終わってしまったゴールデンウィーク。
みなさんはどんな風に過ごしましたか?
私の場合、前半は自宅でのんびりしつつ、後半は友人と共に新幹線に乗って
行ってきました神戸へ!
そこで神戸のイメージがガラっと変わる意外な事実と遭遇したんです。

神戸といえばオシャレでハイカラな港町。
異人館やおいしいスイーツ、パン屋さんなどが立ち並ぶ華やかなイメージ
です。

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私もクラシカルな異人館を巡ったり、教会を改装したベーカリーで美味しい
スイーツに舌鼓を打ったり、神戸牛のステーキをいただいたり、と
思いきり満喫させていただきました。

しかし、その一方で気になったことがありました。
それは散策中に見かけたゴミ捨て場の注意書き。
そこには「イノシシが出ます!」とおよそ神戸のイメージとはかけ離れた
ことが書いてあったんです・・・。

「イノシシ?こんな街中に?」
「神戸にイノシシなんて本当に出るの?」

と半信半疑だったんですが、旅行後に実家や大学が神戸の友人たちに話を
聞いてみると口ぐちに言うではありませんか。

「あー出る出る、イノシシ」
「神戸って意外とすぐ山だから」
「ゴミ捨て場荒らされちゃうんだよねー」

気になって調べてみると、神戸の背後に控える山にはエサが豊富にあり、
イノシシたちにとってはとても暮らしやすい環境なんだそうです。
それにも関わらずイノシシたちが街にやってくるのは、人がエサをあげて
しまうことによって、「苦労しなくても美味しいエサがたくさんもらえる!」
と覚えてしまうからだとか。
さすが神戸。人だけでなく、イノシシにとっても美味しくて魅力的な街
のようです。

これまで神戸の港町という側面にばかり目をやっていましたが、イノシシの
おかげで神戸の山側、温泉や夜景スポットにも足を伸ばしてみたくなりました。
ただ、イノシシ肉を使った名物料理「ぼたん鍋」の話を聞いて、ちょっと
食べてみたくなったのは食いしん坊の悲しい性という所でしょうか。

それでは、また来週。