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ひがしのり ぽかぽか日曜日2! ~ 大人の遠足 六本木・赤坂編 ~
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こんにちは!部署内でグリコのパナップが流行中です。ひがしのりです。
久々の遠足編。
先週ですね、「タモリのTOKYO坂道美学入門」という坂道専門のガイドブックを片手に六本木・赤坂界隈を散策してきました。というのも、実は僕、大の坂好きで、「坂好き」って言い方もどうかと思いますが、高低差が激しく迷路のように立体的に入り組んだ場所を歩くのがわりと好きなんですよ。坂を上りきった頂上から眺める景色や、曲がりくねった坂の片隅にひっそりたたずむお店、そして昔の風情を感じさせてくれる史跡など、坂という特有の地形でしか味わえない情緒に興味をそそられます。
さて、今回の遠足コースはこんな感じ。
六本木駅 ⇒ 東京ミッドタウン ⇒ 赤坂氷川神社 ⇒ 南部坂 ⇒ 本氷川坂
⇒ 勝海舟邸跡 ⇒ 三分坂 ⇒ 檜坂 ⇒ 六本木駅
騒がしい六本木駅前の道を1本抜けると、そこは静かな住宅街。人も少なく、六本木に抱いてたイメージが一新されます。旧防衛庁跡地に現在建設中の東京ミッドタウン(超巨大複合施設?)を横目に少し進むと、徳川吉宗が建てさせた赤坂氷川神社に到着します。江戸時代、このあたりは大名の屋敷が連なる高級住宅地だったそうです。そのすぐ近く、アメリカ大使館宿舎の脇に南部坂はあります。この坂こそ、「忠臣蔵」の名シーン「南部坂雪の別れ」にて、主君の妻、瑶泉院が仇討ちを決意した大石内蔵助を見送った場所なんですね。300年の時を超えてひがしのりも南部坂を下りました。もちろん仇討ちしたい相手なんていませんが・・・。
(左)南部坂 300年前は何が見えたのでしょうか。
(右)本氷川坂 江戸時代に迷い込んだような風情が残っています。
裏路地をグルグルまわって、先ほどの赤坂氷川神社に戻ってきました。向こうにはTBSの社屋が見えます。木々が生い茂る神社の脇から、TBS方面に抜ける急勾配で湾曲した本氷川坂を下ります。下りきった先に発見したのは、幕末の幕臣「勝海舟」の邸宅跡を示す小さな記念碑。チラッとまわりを見渡して愕然としました。
すっごく驚いて、何度もケータイカメラをパシャパシャしちゃいましたよ。黒船来航後の幕末、日米交流の立役者として咸臨丸の舵を取り、太平洋を横断した勝海舟がかつて住んでいた場所に現在あるのは・・・イングリッシュパブなんです。英国の伝統的な雰囲気のBARの壁際に小さく勝海舟邸跡と書かれた木製の記念碑が!!
(左)勝海舟邸跡 いつかこのお店でビールを飲みたいですね。
(右)三分坂 TBSの裏手。芸能人はいませんでした・・・。
いったいぜんたいどうして、イングリッシュパブがあるのかわかりません。ただその場所に確かに存在する歴史の巡り会わせというか、運命というか、縁みたいなものに痛く感動してしまった次第なのです。こういう発見があるから街散策をやめられません。
その後、余力でTBSの裏手にある三分坂を下り、スタート地点の東京ミッドタウン脇の檜坂を上って六本木駅へ戻ってきました。ノンストップのアップダウンでかなり息が上がっています。こうして六本木・赤坂散策は幕を閉じたのでありました。いやぁ、足が痛くなりましたが楽しかったです。
東京は和と洋、新と古がしなやかに混在する街だと思います。最近は度重なる再開発で風情ある街並みが失われつつあります。寂しい気もしますが、東京は狭いのでどこかを再構築しなきゃ発展しないというのも納得できます。それにしても、これほどまで変化し続ける街って珍しいのではないでしょうか。ある意味、生き物です。100年後はどうなっていることやら予測がつきません。もしかしたら、高級スーパーのレジ横に「○○神社跡」と貼ってあるかもしれませんね。
(左)建築中の建物 デザインがよかったです。何の建物なんでしょうか。
(右)ホテル こうゆうノリの外観がツボです。
では、また来週をお楽しみに。はりきってアディオス!(ひがしのり)
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ぽ か ぽ か 日 曜 日 2 読 者 投 稿 企 画
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さて、先週のお題は「親知らずの思い出は?」でした!
たくさんのコメントありがとうございます!すごいコメント数でした!
■歯医者さん
私も昨年親知らずを抜きましたよ。前から通っていた歯医者さんでしたが、幸いまっすぐはえていたので「ゴリゴリ」っていう音とともにすぐに抜けましたけどね。それより担当の先生がばっちり好みのタイプなんですが、よく考えるとすんごい顔をしてるんですよね、こっちは。とほほ
BY お月見団子
TO お月見団子さん
ビビビときちゃいましたか。パートナーですら見ることがない歯の裏側を見るわけですからね。治療中の自分の顔ってどうなっているか一度見てみたいです。僕の経験からいうと、歯科で働く人には美男美女が多いですね。なぜでしょうか。あと歯医者に置いてあるシリーズ物の漫画ですが、必ず途中の巻が何冊か抜けているのはなぜでしょうか。歯医者には謎がいっぱいです。
(ひがしのり)
さて、今回のお題は「いまはなき懐かしの場所は?」です。
いまではもうなくなってしまったり、変わってしまった、そういう懐かしの場所を教えてください。そのときの思い出や体験談を募集します!ECナビブログから、コメント機能を使って気軽に投稿してくださいね。
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http://ecnavi.jp/bid/?BID=93505
素敵なコメントは、次号のコラムにて掲載されるかも!
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ひがしのりさんのブログ記事を楽しく読ましてもらいました。東京も暫く遠のいてしまっておりますが
10年くらい前までは仕事の出張で赤坂近在にも行きました。定年後インターネットを始めて1年くらいですが時々皆さんの記事を読むことを楽しんでおります。今回の大人の遠足は仕事で行ったときにはきずかなかった歴史に触れることが出来ました。今は時間が有るのでその場所の地図を広げ一緒に歩いて楽しみました。これから行くときは今までと違った視点でその街を眺めてみたいと思います。これからも楽しい記事を期待しております。
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こちらは曇りですヨ
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おお~~!!!これはこれは。今回探索してくださったエリアから徒歩数分の住まいです。すごい歴史があるところなんですね!三分坂、春になると桜がすんごいですよ。また通ってみて下さいね~。