いのサンデー ~ 天然記念物で涼を取る の巻~

title_inosunday_280x06

 

こんにちは、いの です。

先週のコラムで山登りの様子をお伝えしましたが、今回は山を下りた後の
行動についてお伝えしようと思います。
合言葉でもおなじみですね。「山!」といえば、そう次に来るのは・・・

20150824_140408

そう、川です。
秩父の人気観光スポットとしておなじみの長瀞(ながとろ)。
8月中に訪れたこともあり、あたりは涼を求めて集った人々で結構な賑わいを
見せていました。
岩畳の上に登って見下ろすと、岸辺の緑を映しこんで深い緑色に見える川が
ゆらゆらと揺れています。

20150824_140400

国の名勝・天然記念物に指定されている長瀞渓谷は全長約6kmにもおよび、
カヌーやラフティングを楽しむ人も多いですが、なかでも有名なのが
ライン下り。

20150824_140442
20150824_140451

船頭さんの操る小舟に乗って景色を楽しみながら川下りをすることを
「ライン下り」と呼びますが、この「ライン」がいったい何なのか、
みなさんご存知でしょうか?

ライン、つまり線。流れが線のようにまっすぐな川を下ることをライン下りと
呼んでいるのかしら、とこれまで思っていましたが調べてみたら
大間違いでした。

このラインはドイツにあるライン川から取られたものだったんです。
もともとはこのライン川を下ることを「ライン下り」と呼んでいたんですが
岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の峡谷がライン川に
似ていることから「日本ライン」と命名され、この場所の川下りに
「日本ライン下り」という名前がついたそうです。
それが次第に広まり、各地の川下りも「ライン下り」と呼ばれるように
なったんだとか。
川を見ると下りたくなるのは日本だけではなく、全国共通なんですね。

確かに私も各地を旅行してそこに川があると、ついつい船に乗って
川からの景色を堪能してしまいます。
いつか本家のライン川も下ってみたいなあ。

20150824_141823

それでは、また来週。

コメントを残す