いのサンデー ~ 目指せ、いぶし銀 の巻~

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こんにちは、いの です。

ある日の夜、私と同僚は地図を片手にうろうろとさまよっていました。
目的地付近の土地勘がないため、地図はあっても自信がなく、この道で
本当に合っているのだろうかという不安に包まれながら進んでいると、
私たちの鼻は何ともいえない良い香りをキャッチしたのです。

「これは・・・!」

その香りに引き寄せられて、辿り着いたのはお目当ての燻製専門店。
民家を改装して作られたという素敵な建物の周囲一面に、美味しそうな
香りが漂っていました。

さて、燻製(くんせい)という言葉を辞書で調べてみると
『塩漬けにした魚や獣の肉をいぶして独特の香気をつけ、貯蔵に適するように
した一種の乾物』と記されています。
日本における代表的な燻製として名前が挙がるのはかつお節でしょうか。
他にハムやベーコン、ソーセージなども、実は立派な燻製料理。
普段意識したことはありませんでしたが、意外と身近にたくさんあるんですね。
ここ数年はキャンプなどのアウトドア人気の高まりと共に、燻製にも注目が
集まっているそうです。

私の場合はアウトドアで、というよりも飲み屋で酒の肴として出会う機会が
多い燻製。以前から気になる存在だったので、これは一度とことん向き合う
必要があるだろう、と専門店に乗り込むことにしたのでした。

まず乾杯用のお酒を選ぼうとメニューを開いて真っ先に飛び込んできたのが
こちら。燻製ビール!

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なんとビールも燻製できちゃうんですね!
実は燻製ビールの歴史はとても古く、古代ローマ時代から作られていたそう
です。しかも基本的な製造工程は当時とほぼ変わっていないんだとか。
歴史の重みを感じながら口に含んでみると、それだけで豊かな香りが圧倒的に
押し寄せてきます。美味しい煙の香りが鼻に抜ける感じと言いますか!
香ばしくて、どこか懐かしくて、ずっといつまでも嗅いでいたいような・・・
素敵なソムリエさんだったらこの香りと味をもっと素敵に、的確に表現できる
と思いますが、いまの私にはこれが精いっぱい。

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ビールの他にも定番人気のチーズや半熟玉子、トマトやオリーブといった
野菜、そしてタラコやホタテ、サーモンなどの魚介類、さらに黒毛和牛まで!
こんなものまで燻製にできちゃうんだ!という驚きと共に美味しくいただき
ました。

見た目の華やかさはないものの実力があることを「いぶし銀」という言葉で
表すように、燻(いぶ)すことで貴金属も食べ物も味わいを増していきます。
私も奥深い燻製のような人間になりたいものだと、しみじみ思った夜でした。

それでは、また来週。

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