いのサンデー ~ 青春とは甘酸っぱく、そして恥ずかしく の巻 ~

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    いのサンデー ~ 青春とは甘酸っぱく、そして恥ずかしく の巻 ~
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こんにちは、いの です。
「そういえば昔、交換日記してたよね?」
中学2年生のときにクラスメイトになって以来、延々腐れ縁の付き合いを続けている友人と泊りがけで遊びに行ったときのことです。脳裏にふとひらめいたその単語を口にした途端、当時の記憶が一気によみがえってきました。
「してたしてた!」
「紺の布張りの表紙で!」
「猫の絵が描いてある日記帳!」
それは10年以上も前のこと。ここ何年も思い出すことすらなかったのに、一度ひも解かれた記憶は勢いよく、次から次へとあふれてきます。毎日同じ学校に通って、同じ教室で授業を受けて、放課後もいっしょに遊んで、家族よりずっと長い時間を共にしていたにも関わらず、それでも話すことが尽きないのはあの年代特有のものなんでしょうか。夜中まで長電話して親に怒られたのも、そういえば同じころ。いまでは用件のみの短いメールを交わすことのほうが多くなっている私たちにとって、その過去はひどく新鮮なものに思えました。
1冊の日記帳を複数の人間で共有し、順番に日記を書く『交換日記』。正確な起源は明らかになっていませんが、どうやら日本独自の習慣なんだそうです。いまでこそブログやSNSなどで自分の日常や考えを多くの人に公開することが珍しくなくなっていますが、もともと日記というのはとてもプライベートなもの。あれこれ多感な思春期に交換日記が流行ったのは(女子校でしたから余計に)、それを共有することで友人との仲の良さを証明できると思っていたからかもしれません。
「なに書いてたんだっけ?」
「覚えてないなあ。そもそもあの日記帳、どっちが持ってるの?」
「あれ?」
他人どころか、いまの自分たちが読んだら相当恥ずかしいであろう内容が満載のその日記帳ですが、話しているうちにまさかの所在不明ということが判明!1冊使い終えて、表紙裏の余白にまでぎっしりと書き込んだという記憶はあるんですが、はて、そのあとどこにしまったやら・・・?
「・・・どうする?探す?」
「見付かっても恥ずかしくて読めない」
「だよね」
結局、羞恥心に耐え切れないと判断し、他人の手に渡っていないことを願いつつ捜索は断念することになりました。そしてこんなことを梅酒片手にだらだらと話していたら、いつのまにか時刻は明け方5時!話していた内容はほとんど覚えていませんが、どうやら私たちが交換日記当時からあまり成長していないのは確かなようです。年末の大掃除のときにでも日記帳が偶然見付かったら、そのときは羞恥に震えながらいっしょに読み返してみようと思います。
それでは、また来週!

いのサンデー ~ 青春とは甘酸っぱく、そして恥ずかしく の巻 ~」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    「交換日記」実になつかしい響きです。私も小学校時代、仲の良い友人と交換日記をしていました。何を書いていたかは覚えていませんし、そのノートは確かもう処分してしまったのですが、いのさんと同じ、ぎっしりといろいろなことを綴っていたことは確かです。いのさんの文章に少しだけ懐かしい時を思い出しました。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >fugiena さん
    今回コラムで書いたのは中学時代の交換日記の話でしたが、さかのぼれば小学校時代にもやっていました。確か小学4年生くらいだったでしょうか。仲良しの友人4人で1冊のノートを回していました。クラスの気になる男の子や昨日見たテレビの話、口に出せばあっという間に共有できる内容でも、わざわざ書くことによって大切な秘密めいてくるのが不思議ですよね。
    大人になったいまでは、そんな風に誰かと言葉をやりとりすることも少なくなったのが少し寂しい気がします。

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