いのサンデー ~ 太陽の光と月の光が地球に届くまでの時間 の巻 ~

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   いのサンデー ~ 太陽の光と月の光が地球に届くまでの時間 の巻 ~
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こんにちは、いの です。
通りすがりにのぞいた理化学用品店のショーケースに、砂時計がいくつか並んでいるのを見付けました。ポピュラーな3分計だけでなく1分計や5分計、さらにガラスの玉がいくつか連なったフランスで昔使われていたタイプなど、シンプルな形なのになぜか目が吸い寄せられてしまうのは、やはりその透明なガラスのなかで“時間”の流れを見せてくれるからなのでしょうか。
このコラムを書くにあたって砂時計の起源を調べてみましたが、なかなか資料がなく、はっきりわかったのはヨーロッパでは14世紀ごろにはすでに作られていて、日本に渡ってきたのは17世紀ごろということくらい。江戸幕府を開いた徳川家康の遺品のなかに「すなとけい」という言葉が確認できるそうです。面白かったのは砂時計の真ん中にあるくびれの部分の名前。見た目が似ていることから、ここを“蜂の腰”と呼ぶんだとか。いわれてみれば似てる・・・かも?
ちなみに、世界最大の砂時計はどこにあると思いますか?これがなんと日本なんです。島根県大田市にある砂の博物館「仁摩(にま)サンドミュージアム」にある砂時計「砂暦」は、全高5メートル、直径1メートル、使用している砂の重さは1トン!この砂時計で計ることができる時間は丸々1年間!1991年1月1日から動きはじめ、毎年大晦日からお正月にかけて、年男と年女総勢108名が綱を引いて砂時計を回転させるイベントが開催されているそうです。また、東京にある国内でも数少ない砂時計の職人さんの工房では、お客さんが持ち込んだ砂で、世界でたった一つの砂時計を作ってくれるオーダーメイドサービスがあることを知りました。甲子園の砂や、旅先での思い出の砂、大好きだったペットの遺骨、なかにはダイヤモンドで作った方もいたそうです。ヨーロッパでは昔、人生と同じといわれていた砂時計。落ちていった砂が過去、そして真ん中で流れている砂が現在、上のガラスに残っている砂が人生の残り時間を意味するのでしょう。砂時計のなかに時間や思い出を見出すのは、万国共通の考えなのかもしれませんね。
1年間落ち続ける砂時計と比べると何十万分の一のサイズですが、私の部屋にも小さな砂時計が1つ、いつも視界に入る場所に置いてあります。実用目的ではなく、佇まいに惹かれて数年前にアンティークショップで購入しました。ふと気が向いたときに、ひっくり返して砂が落ちる様を眺めるながら一息ついたり考えをまとめたり、と気持ちを切り替えるスイッチとして愛用しています。そして、私がいま気になっている砂時計はネットサーフィン中に見付けた「太陽の光と月の光が地球に届くまでの時間」や「100人の子どもが生まれる時間」といったちょっと不思議な時間が閉じ込められたもの。ただ時間を計るだけでなく、時間を考えさせてくれるアイテムとしての砂時計をこれからも少しずつ増やしていけたらなあ、と思っています。

◆街角で見かけた砂時計。真ん中のうねうねしているのがフランスタイプのようです。

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30分を計るシーンってどんなときでしょうね。数学のドリルを解くときとか?

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こちらが私の砂時計。真ん中のくびれ「蜂の腰」の細さに職人さんの技術が伺えます。

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それでは、また来週!

いのサンデー ~ 太陽の光と月の光が地球に届くまでの時間 の巻 ~」への1件のフィードバック

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    砂時計って、マジマジと眺めていると妙なロマンを感じますよねぇ。僕も子どものころ歯磨き用に3分の砂時計を母からもらったのですが、初めて見る砂時計にちょっとした小宇宙を感じたものです。「物理」と「時間」の初体験。おかげで歯磨きに集中できず、たくさん虫歯をつくりましたけど。
    ああ、なんだか急に欲しくなってきました。砂時計。

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