いのサンデー~ カロリーを気にするのは食べ終わってから の巻 ~

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  いのサンデー~ カロリーを気にするのは食べ終わってから の巻 ~
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みなさんこんにちは、いのです。
突然ですが、『歌舞伎揚(かぶきあげ)』はお好きですか?
『歌舞伎揚』といえば、食べはじめると止められなくなってしまう、甘辛いあのおせんべい。私は一時期これが大好きで、暇さえあればパクついていたら、あっというまに体重が1~2kg増加してしまったという、悲しくも恐ろしい思い出のあるお菓子でございます。
そんな『歌舞伎揚』、なぜ『歌舞伎揚』という名前なのかしら?と販売元である天乃屋さんのサイトで由来を調べてみたら、日本の伝統的な古典演劇である歌舞伎と、古くから親しまれている日本独特の菓子であるおせんべい。
この2つの伝統文化を伝えるために、包装袋には歌舞伎で使用される定式幕(どん帳)の模様を入れ、おせんべいにも歌舞伎の家紋をデザインしたものを刻印して、『歌舞伎揚』というお菓子が作られたそうです。
袋に幕のデザインが取り入れられているのは知っていましたが、1枚ずつ家紋が刻印されていたとは初耳!現在の商品は以前と比べてソフトに仕上げるようになったため、家紋のデザインが見えにくくなっているそうですが、試しに買ってきたのを眺めてみたら、確かにうっすら見え・・るかも・・・?
さらにさらに、歌舞伎揚といえば丸い形をしていると思っていましたが、なかには四角いものもあるんだとか!長年食べているのにまったく気が付きませんでした・・・。軽い気持ちで調べはじめたのですが、思いのほか新たな発見があって面白かったです。
また、関東出身の私にとっては、揚げせんべいといえば『歌舞伎揚』という印象が強いのですが、大阪出身の友人に聞くと、同じ揚げせんべいでも関西方面では『ぼんち揚』が主流だというのです(ちなみにこちらの名前の由来は、山崎豊子さんの小説『ぼんち』。関西弁で「若旦那」や「器の大きい坊ちゃん」の意味)。『ぼんち揚』はまだ食べたことがないので、今度見かけたら試してみようと思っています。ところ変われば、お菓子も変わる。
みなさんがお住まいの地域では、どちらがポピュラーでしょうか?
前置きのつもりがすっかり長くなってしまいましたが、先日歌舞伎を観に行ってきました。前述のように、歌舞伎といえば日本が誇る伝統芸能。日本人に生まれたからには一度は観に行ってみたい、とここ数年思ってはいたものの、「敷居が高そう」「内容が難しそう」と尻込みしておりました。
そんなとき、推理作家・江戸川乱歩の「人間豹」が歌舞伎化されるということを知ったのです。好きな作品ならば話の内容もわかるのでとっつきやすいに違いない。そう考えた私はさっそくチケットを入手し、めでたく歌舞伎デビューを果たしたのでした。
実際に劇場で観たらこれがもう、予想以上に面白い!舞台を昭和初期から江戸時代に移し、天下の名探偵・明智小五郎は隠密廻り同心という役どころ。
彼が人間豹と呼ばれる半人半獣の殺人鬼と命がけの対決を繰り広げるのです。
妖しく退廃的な乱歩ワールドと歌舞伎の様式美とがあいまって、めくるめく展開に息つく暇もありません。衣装の早替わりや、大立ち回り、さらには大凧に乗って花道の上を華麗に飛び去っていく姿には声もなく、ただひたすら拍手を送るのに精一杯。観劇後にはそれまで抱いていた苦手意識はどこへやら、次回は歌舞伎座に行ってみよう(今回は国立劇場でした)、代表的な古典演目にも挑戦してみようなどと、すっかり歌舞伎の魅力にとり付かれてしまったようです。
「十八番(おはこ)」や「大団円」、「二枚目・三枚目」など、普段の生活のなかでも歌舞伎から派生した言葉がいろいろ使われていますが、それだけ歌舞伎というものが昔から私たちの生活に身近だったということですよね。長く愛されてきたものには、やはりそれだけの理由があるのだなあ、と劇場の売店で買い求めた入門書を読みつつ思い、歌舞伎揚をバリバリを食べながら、改めてそのおいしさに感動した週末でした。

◆今週の写真コーナー
観劇後に食べたあんみつ。次回は歌舞伎座名物の「幕の内弁当」にチャレンジしたいです。

ECナビブログβ版-あんみつ

買ってみました、歌舞伎揚。

萌葱・柿・黒が定式幕(どん帳)でおなじみの3色です。

歌舞伎座の最寄り駅である東銀座駅と国立劇場の最寄り駅である半蔵門駅の壁には、この定式幕と同じ色の装飾があるんです。駅に着いた瞬間からワクワクしちゃいますね。

ECナビブログβ版-歌舞伎揚

丸と四角を発見!丸は片岡仁左衛門家、四角は市川團十郎家の家紋が刻印されているそうです。四角の方がわかりやすいかも?“回”←こんな感じの紋様が見えるでしょうか・・・。

もし歌舞伎揚を食べる際は、ぜひお手元でじっくり観察してみてくださいね♪

ECナビブログβ版-家紋

それでは、また来週お会いしましょう。いのでした。
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     あなたは『歌舞伎揚』派?それとも『ぼんち揚』派?
          コメントをお待ちしています!

いのサンデー~ カロリーを気にするのは食べ終わってから の巻 ~」への7件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    名古屋だからか両方とも馴染みがありますが、子供の頃一番食べていたのは亀田の「揚げ一番」か「こつぶっこ」です。でも私の知っている「歌舞伎揚げ」は個包装されていなかったので、メーカーは違うのかも・・・。最近は辛子明太子味の「ぼんち揚げ」がお気に入りです♪

  2. SECRET: 0
    PASS:
    歌舞伎揚です。
    いのさんの今回の記事は読み応えがありました。おもしろかったです。
    歌舞伎座は老朽化のため再開発があるみたいですね。今の建物のの内に観にいきたいです。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    歌舞伎揚げ、美味しいですね。
    でも、紋が付いていたとは知りませんでした。今度チェックしてみますね。
    私は四国出身なので、ぼんち揚げも、讃岐うどんも大好きです。
    歌舞伎デビュー、ストーリーを知っていると入りやすそうで良かったですね^^
    ジョン・レノンが来日中、「隅田川」を見て、別れの場面で涙していたそうです。
    きっと、言葉の壁を越えて、思いが伝わったのでしょうね。
    国立劇場の歌舞伎鑑賞教室は、はじめに約束事の説明があるのでわかりやすく、お手ごろ価格なのでお薦めですよ。私はこっちしか行ったことありませんが…(笑)
    いのさんのアンテナも文章も素敵で、毎回、一緒に参加しているような気分になります。
    これからも楽しみにしています。
    長文にて失礼いたしましたm(_ _)m

  4. SECRET: 0
    PASS:
    歌舞伎揚私も大好きです!
    38年茨城に住んでいるので、子供のころから
    食べてました。四角いのと丸いのが混ざってはいってるんですよ。
    家紋ははじめて知りました。袋から少しずつ出して食べるので気付かないですよね。
    歌舞伎よりあんみつと幕の内弁当食べに行きたくなりました。

  5. SECRET: 0
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    >あきばさくらん さん
    こつぶっこ!懐かしいです。その名の通り、小粒で食べやすいですよね。他にも柿の種やハッピーターン、ぽたぽた焼きなど亀田製菓の商品には昔からお世話になっています。都内ではなかなか見つからないぼんち揚。関西方面に旅行した際はぜひ探してみたいと思います!
    >souさん
    励みになるコメントをありがとうございます!
    現在の歌舞伎座は、2010年4月公演を最後に建て替えになってしまうようですね。前を通りがかる度に思わず足をとめてしまうような、趣のある建物だっただけにさびしいです。建て替え前に訪れるために、現在演目を吟味中です。
    >ラベンダーさん
    はじめまして!読んでくださってありがとうございます。
    歌舞伎揚の秘密は知らない方が多いようで、最近いろんな友人に話しては驚かれています。四国はいつかお遍路で巡ってみたいとあこがれの地。うどん以外にも徳島ラーメンや愛媛のじゃこ天、高知の文旦などおいしいものがたくさんあるので、再訪するのがいまから楽しみです♪
    教えていただいた歌舞伎鑑賞教室について、少し調べてみたら本当にリーズナブル!来年も予定されているようですので、同じく初心者の友人を誘って行ってみたいです。すてきな情報をどうもありがとうございましたvv
    たとえ言葉はわからなくても、観る者の心に訴えかけてくる芸術というのは万国共通なのかもしれませんね。
    >nanaさん
    いわれて見れば確かに、歌舞伎揚って袋から少しずつ出してかじっちゃいますね。今回生まれてはじめてじっくり眺める機会を得ましたが、次からはまたいつも通りに食べてしまいそう・・・。
    国立劇場のあんみつは、黒蜜がさらりとした優しい味でおいしかったですよ~。
    歌舞伎座にはお弁当のほかにもお食事処や甘味処など、伝統の味が楽しめる場所がいろいろあるので、舞台の合間もあちこち探検したり、食べ歩いたりしてしまいそうです。

  6. SECRET: 0
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    私は、千葉在住ですが、「歌舞伎揚げ」と「ぼんち揚げ」両方知っています。地域で呼び方が違うとは知りませんでした。早速、友人に話してみようと思います。
    私も大好きで、月に一度は買ってしまいます。ないと寂しいというか・・・。今、家にあるのは、「こわれせん」ですが。安いもので。
    歌舞伎もいいですよね。学生の時に行って以来なので、もう20年近くみていませんが、とても興奮したのを覚えています。また、見たくなりました。

  7. SECRET: 0
    PASS:
    >クラッシュさん
    ちょっと割れているだけでお買い得な「こわれせん」。我が家でも母がちょくちょく買っています。おいしいけれども高カロリーという、ニクいおせんべい。特に冬場はこたつや暖房の前から動かずに、ぼりぼり食べ続けてしまうことがあるので要注意ですよね・・・。
    歌舞伎をはじめ、お芝居やコンサートが持つ“非日常感”みたいなものに触れると気持ちがリフレッシュされるので、一度見ると「次も」「また次も」と、どんどん足を運びたくなってしまいます。
    さっそく年明けに友人と歌舞伎座に行く約束をしたので、いまから楽しみです♪

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