ひがしのり ぽかぽか日曜日2!    ~ 僕に何かようかい? ~

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 ひがしのり ぽかぽか日曜日2!    ~ 僕に何かようかい? ~
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こんにちは!ベッドから浮き上がって横回転する夢を見たひがしのりです。
これってもしかして幽体離脱!?まさかね・・・
今回は妖怪の話。
先日、上野の国立科学博物館で開催されていた「化け物の文化誌展」に足を運んできました。古来から伝わる化け物や妖怪を科学的な視点から見てみましょうというコンセプトの展覧会。未知の物事を収集・分類しようと始まったのが科学です。数百年前の百科事典には、サルやイヌなどの動物と並んで「人魚」や「河童」が紹介されていました。いまでは化け物や妖怪と称されるものも、当時は実在する生き物として分類されていたんですね。
展示品には天狗などの妖怪が描かれた巻物や書物と並んで、驚くなかれ・・「河童の手」と「双頭の人魚」のミイラがっ!小さな小さな木箱に納められたおぞましい表情のミイラ。昔テレビの特番で観たことがあるやつです。
見てはいけない物を見てしまった・・・そんな重い気分にさせてくれること間違いなし。本物か偽物かはわかりませんが、宝物としてどこかのお寺に数百年も秘蔵されていたわけですからその歴史的価値は計り知れません。
人間は、常識や知識の枠を超えた現象に遭遇すると恐怖を感じる生き物です。
そういった恐怖体験が人から人へと伝わり、やがて恐怖の共通点がひとつの形として妖怪に変化していったのでしょうね。科学が発達しあらゆる現象が解明されつつあるいま、化け物・妖怪はすっかり日常生活から影を潜めてしまいました。その代わりに「都市伝説」や「学校の怖い話」といった新たな伝承の一種が生まれています。どうやら僕たちの生活には、科学でも説明がつかない不可思議ななにかが必要みたいです。全てが科学で解明されてしまったらつまらないですよね。適度なバランスで「???」があるから毎日楽しいのだと思いました。
さてさて、化け物・妖怪を題材とした本で思い浮かべるものといえば・・・水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」や京極夏彦さんの「後巷説百物語」などたくさんの名作がありますが、そのなかから1冊ご紹介!
それは小泉八雲(1850~1904)の「怪談」です。日本各地の怪談や奇談を集めてノスタルジックに仕上げた屈指の物語集。耳なし芳一、ろくろ首、雪女など日本人なら誰もが知っている話が「怪談」に収められています。
注目したいのは、小泉八雲という人物。
ご存知の方も多いと思いますが、小泉八雲は日本人ではありません。と言ってしまうと語弊が生じてしまうかもしれないのでちょっと詳しく説明すると、小泉八雲の本名は「ラフカディオ・ハーン」。アイルランド出身の作家・日本研究家です。ヨーロッパで育ってアメリカに渡り、ジャーナリストとして活躍したハーンは、1884年のニューオリンズ万博で日本に興味を持ち、かの「古事記」を熟読して日本の知識を深めます。そして1890年(明治23年)に日本旅行記を書くために来日したのでありました。縁あって島根県松江市に滞在することになった彼は、中学校で英語教師を勤めながら執筆活動に励んだのです。
西洋文化が一気になだれ込んできた明治時代に、日本古来の伝統文化が変わらず息づいていた松江の街。ハーンは心の底から松江の光景に感動したそうです。やがて家政婦として世話をした小泉セツと結婚し、日本人への帰化が認められたため「小泉八雲」と改名しました。古事記の一句が名前の由来です。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
ちなみに、八雲(やくも)⇒八雲(はうん)⇒ハウン⇒ハーン。
なんとなんと、音読みがピッタリ名前と合うではありませんか。彼と日本をつなげる運命的な絆を感じてしまいますね。だれよりも日本を愛し、日本の心を「怪談」という形で全世界に紹介した小泉八雲。もし彼が日本にやってこなかったら、いまぼくたちは「化け物・妖怪」を知らなかったかもしれません。化け物をきっかけに、改めて日本の文化を見直すのもありだなーと思いました。秋の夜長にロウソクを灯して、怪談を音読してみてはいかがでしょうか。ヒュードロドロ~  (ひがしのり)
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みなさんコメントありがとうございます!!
るるりんりんさん。僕もアエロフロートを利用したことあります。モスクワに着陸した途端に前席の非常用酸素マスクが飛び出てきてビックリしました。
ふはぁぁああ・・!?走馬灯のように楽しい思い出が駆け巡ってかなりあせりましたが、どうやら収納部分のストッパーのゆるみが原因だったみたいで何事もなく済みました。
さて、先週のお題は「飛行機の思い出は?」でした!
■飛行機の思い出
20と数年前、大学のツアーに参加してヨーロッパに行った時のこと行きも帰りも某国の飛行機だったのですが、なぜか私だけトランプとかのおもちゃやキャンディーなどのお菓子を頂きました。結構人数いたんだけどしかも同年代ばっかり・・・謎です・・
                           BY ありす
TO ありすさん
欧米人からするとアジア人の顔は幼く見えるそうです。もしかしてお友達の娘と間違われたのかもしれませんね。しかし、飛行機内でトランプをもらってもいったいどうやって遊べば良いのでしょうか?友達の持ちカードが丸見えだし、端っこから端っこにカードが渡せないですよね。そのうえ勝った喜びで飛び跳ねてしまってはまわりの乗客の迷惑にもなるし・・・飛行機内で楽しめるトランプゲームがあったら誰か教えてくださーい!
                           (ひがしのり)
さて今回のお題は「あなたの好きな化け物・妖怪は?」です。
古今東西、個性豊かな妖怪のなかで気に入っているのはなんですか?
西洋のお化けやモンスターでもかまいません。普段なかなか話題にあがらないトピックだと思いますが、恥ずかしがらずにどしどし教えてください!
ちなみに僕のとなりでメルマガを書いているよーこさんは、妖怪「枕返し」に特別な思い入れがあるみたいです。寝ているあいだに枕をひっくり返された経験があるのでしょうか・・・単に寝相が悪かっただけなのかもしれません。。。
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ひがしのり ぽかぽか日曜日2!    ~ 僕に何かようかい? ~」への14件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    ひがしのりさん、はじめまして。いつも楽しく拝読させて頂いております。
    僕の好きなのは、「ぬらりひょん」という妖怪で、どこからともなくふらりとやってきて、特に悪さはしないようです。また、お洒落な和服姿と扇子がとても品があって、おどろおどろしいキャラクターが多い妖怪族の中では異彩を放っているように感じます。

  2. SECRET: 0
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    歴史的価値は計り知れません・・・。
    ボウケンジャー見てます?
    うちの子たちは、大好きです。
    登場人物が、このセリフを良く口にします。
    普段は正直言って読まないコラムだけど(ゴメンナサイ、時間が無いんです)一気に読んでしまいました。
    頑張ってくださいね♪

  3. SECRET: 0
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    なぜなら見たことあるからです(°∀°)b
    っても誰も信じてくれないんですが…
    近所の大きな桜の木を通りすぎたその時!私の右頬側にすっと三角の切れ端(あのゲゲゲに出てくる一反木綿のシッポ?みたいな部分)がかすめたんです!!!!
    あれは絶対一反木綿ですよ!!ヘ(゚∀゚*)ノ!!

  4. SECRET: 0
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    ゲゲゲの鬼太郎(多分3作目)の影響で猫娘がすきです。鬼太郎ラヴなところが可愛い。
    「お嫁に行けない」と泣いたら「僕がもらってやるよ」と云われた時の顔が忘れられない…
    それを知らない筈の先輩に何故か猫娘と呼ばれている私……

  5. SECRET: 0
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    妖怪と言われて妙に憧れるのは「雪女」です。
    妖怪だけど、美しくて儚くて、悲しい感じ。
    一時期に話題になった「口裂け女」も美人でしたが、
    マスクを外すとおどろしく怖かったので、
    美しさで言うと「雪女」が一番ではないでしょうか?

  6. SECRET: 0
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    コラム、楽しく拝見しました!
    松江市在住の月子と申します。
    松江に住んでる人間で小泉八雲のことを知らない人は、まずいないと思うのですが、こういう形で紹介されると嬉しいですね。
    ちなみに『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木先生のご出身は、お隣(鳥取県)の境港市。松江から車で1時間もかかりません。
    妖怪の多い地域なのかな?(笑)

  7. SECRET: 0
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    妖怪と言えるのかは正直わかりませんが、遥か昔、幼少の頃に見ていた「まんが日本昔話」のCM(だったのかな)の「もったいないおばけ」が印象的です。
    あの頃、物を粗末にすると本当に出てくると思ってました。あまり怖くはなかったですが。
    物が溢れている今の時代にこそ、必要な存在かもしれません・・・。なんちゃて。

  8. SECRET: 0
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    ひがしのりさんのコラム毎週楽しみに読ませていただいています。投稿は始めてです。よろしく(^・^)
    毎回 関心していますが毎週いろんな場所にお出かけでいらっしゃって(時には海外も)そして確実にそこの場所の雰囲気を捕らえてとてもわかりやすく情景が浮かぶやさしい文章にされて本当に文章がお上手ですね。今回の妖怪のお話もとても楽しくて、子供の頃にカッパ伝説やミイラをブラウン管を通して見て本当の話と信じていました。いまでも心の中では信じている気がします。八雲の話も文字を通して読ませて頂くとトレビアでした。また来週も楽しみにしています。(^O^)/
    ちなみに好きな妖怪は。。ねこばす。。あ!これ妖精か??最近はこねこバスもいますね。

  9. SECRET: 0
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    「豆腐小僧」です。雨のしとしと降る夜に一人で歩いているとそっと近づいてくる、なぜか豆腐を食べろというが、それは腐った豆腐。というもの。怖いんだか面白いんだか判別不能なところが好きです。水木先生が岩波から出されている「妖怪全集」がお宝です。友人からこの「座敷童」に似ているといわれたことが自慢(笑)です。

  10. SECRET: 0
    PASS:
    いつも楽しくコラムを読ませていただいてます。
    今回は大好きな妖怪ネタ!飛びついてしまいました。
    私が好きな妖怪は「あぶらすまし」です。
    昔大映の映画で「妖怪大戦争」というのがあったんですが、そこに出るあぶらすましがすっごくかわいいんです。
    子供の頃は妖怪と友達になれるって本気で思ってたんで(実はまだ今も)、夜とかわくわくしながら外を歩いてました。会えませんでしたが。

  11. SECRET: 0
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    ネコバスがOKならまっくろくろすけもOKですよね!めっちゃかわいいから。
    ちなみに昔持ってた本で、ぬらりひょんについて4種類くらい説明がありまして、
    その中のひとつに「坊主頭で海に浮かんでいて、捕まえようとするとぬらりと沈んで、ひょんと浮く」というのがあって、未だに頭から離れません。
    船幽霊とかも何種類もあるらしいです。
    あんまり語ると怪しい人になるのでこの辺にしておきますw

  12. SECRET: 0
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    京極夏彦でしょう!!
    そこで私がいちおしな妖怪は京極堂シリーズで一番はじめに呼んだ「魍魎の匣」から魍魎です。
    豆腐小僧も個人的にすごく好きです^^

  13. SECRET: 0
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    活字が読みたくて、つい最近買ったのが、京極夏彦「塗仏の宴」「鉄鼠の檻」です。
    好きな妖怪といえば、鬼太郎に出てくる「一反木綿」ですね。

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